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オーリックグループで働く
メンバーのご紹介

フィロソフィーで組織を変える、実践的伝道師
永代ハウス 経営 / 住宅事業
2011年入社・永代ハウス 取締役 営業部長
木場 博明

バスケットで地元の有名選手になるも……

生まれも育ちも鹿児島です。小学3年生の時、漫画「スラムダンク」を読んで、翌年、少年団のバスケットボールチームに入りました。小学6年生で170センチ、70キロでキャプテンに。中学でもひたすらバスケに打ち込み、やはりキャプテンを務め、県でベスト4の成績を残しました。推薦で何とか公立高校に入学。高校でもキャプテンとなり、県3位に。しかし、意気揚々と臨んだインターハイでまさかの1点差、1回戦負け。ショックから完全に無気力になり、それまで目指していた専門学校への進学も気が乗らなくなり、目標もないまま親の勧めで大学を受験することにしました。

合コン一色の大学生が就職した先は?

バスケ一筋だったので、世界史の試験で学校でビリになったこともあるくらい、成績は振るいませんでした。それでも、センター試験の本番で過去最高点が取れて、それまでの模試ではずっとD判定で「消化試合」と思って受けた鹿児島大学に、なんと合格してしまったのです。ただ、相変わらず目標はありません。入学後は勉強するわけでもない、部活もサークルも入らず、合コンを繰り返す日々。教育学部でしたが教員になるつもりはないので免許も取得せず、地元の同級生と一緒に就職活動をして、「早く偉くなれそうだ」という単純な理由で、アパートの建築請負・賃貸を中心に手がける大手不動産会社に就職しました。

「人の心がない」ままリーダーに

仕事はいわゆる「飛び込み営業」でした。バスケット依頼、本気で何かに打ち込んだことがなかったということもあり、とても苦戦しました。同時に、ぬるま湯に浸かっていた甘い考え方や社会の厳しさを3年間、学ばせてもらいました。「地元で一旗あげたい」という思いにかられ、勤務地だった北九州市から鹿児島に戻り、知人の紹介でオーリック不動産の前身、南日ホームに転職しました。この頃の私は自分の出世しか興味がなく、まわりから「人間味がない」「人の心がない」と言われていました。実際、店長になっても、女性社員に無視される。クレームは多い。社員は辞める。当然、営業成績は惨憺たるものでした。

判断基準を変えたら全国トップの店舗に!

そんな私が変わったのが、京セラの創業者である稲盛和夫氏のフィロソフィーを学ぶ「機関誌マラソン」という社内研修でした。ここでの学びから、判断基準を「損か、得か」から「人として何が正しいか」に切り替えたんです。すると店舗は劇的に改善され、全国のエイブルのショップで成績ナンバーワンに。全てが変わりました。現在は人生の分岐点とも言えるこの経験を多くの仲間たちと共有すべく、グループ企業3社のマネジメントに関わっています。自分がダメだったぶん、今は人の気持ちがわかる点が私の特徴だと思っています。全員が「やってきてよかった」と言える会社を目指して、これからもフィロソフィーの強烈な改善力を伝えていきます。

想像しているよりも仕事は楽しいもの

私自身がそうだったように、ほとんどの人が「こんな仕事がしたい」「この会社で働きたい」といった明確な目標を持ってはいないでしょう。でも、それでいいと思うんです。どんな会社でも、何の仕事でも、大切なのは「思い切ってやる」こと。大人たちを見ていたら仕事イコール辛いこと、と思ってしまうのも無理はない。でも、実は働くことは、情熱を傾けることができさえすれば、あなたが想像しているよりもずっと楽しいものなんです。だから、今の純粋無垢な心で、真正面からぶつかって、さまざまな経験を積んでほしい。それがあなたの人生をより明るく、豊かにするからです。とにかく、目の前のことに一所懸命に打ち込もう!